梅雨の渓流を制するスーパーテクニック!

梅雨のわずかな隙をねらって、今回の釣行は行われた。
同行いただいたのは、地元リバーガイドである渓流のマイスター氏と石巻の人氏。

渓流解禁から3ヶ月が経過し、数々の死線を潜り抜けてきた猛者揃いの渓魚である。
セオリー通りの疑似操作ではすぐに見切てしまい、二度と釣れない魚になってしまう。

本釣行では、そんな渓魚を確実に仕留める両氏の釣技を披露してもらった。その中でも、
特筆すべき技を一つ、紹介しておきたい。

写真は塗装屋氏。よく観察いただきたい。
一見不自然に見えるこの姿勢も、実はこの緩流体において非常に理にかなっていることに
気付くはずである。(写真には写っていなが、疑似餌は小魚型TS色・5cm)

当時、渓魚(岩魚)は表層を意識していた。降雨の後に陸生昆虫が流れてくるものを捕食して
いると気付いた両氏は、いち早くそれにあわせ釣技を切り替えた。
このチャラ瀬では右側のカバー下に隠れている岩魚が、流れてくる補色対象を狙っていると考え
た塗装屋氏は、以下の手順で流芯を確実に捕らえてこのポイントを制している。

1)無用な圧力を魚へ与えぬよう、狙いの流芯に距離を取って立つ。
2)流芯の始まる石の間へ、独特のキャスティングにて的確にルアーを送り込む。
3)ルアー着水と同時に即座に写真の通りの姿勢をとる。
4)リーリングスピードに極端な変化を付けつつ、背筋をフル活用してトゥイッチングを加える。
5)ロッドティップを高い位置にすることで、ルアーを水面直下ギリギリに流し、陸生昆虫が
  流されて行く様を演出する。

上項3)の動作は、着水したラインを流芯へメンディングする効果がある。だが、このテクニックの
最大のメリットは、着水からフッキングまで一連動作中にポイントから視線を外さず行えることで
ある。渓魚のバイトをサイトでフッキングに持ち込む、最も効率の良いメソッドといえよう。

しかし、ここで注意点を一つ。このとき、彼の全身の筋肉は、たとえ数十秒とはいえ乳酸の蓄積
により悲鳴をあげているのである。数回使用しただけで、相当の疲労を伴うのである。
事実、彼はこのメソッドを習得するまでに右肘靭帯断裂、第二頚椎損傷、左肩甲骨爆散など、
決して低いとは言えないハードルを越えてきたのである。

安易な模倣は身体の健康を損なう恐れがあるものの、ぜひとも習得したいメソッドである。
(文:junkman)

※一部若干の脚色を散りばめております。
※その他の写真については掲示板にアップいたします。


塗装屋

コメント

編集後記

いやー楽しかったですね。今季最後の宮城の渓流に相応しい釣果でした。マイクロスプーンの表層ドリフトなど日頃使わないメソッドは非常に興味深いものでした。あまりの爆釣に俺はもうびしょびしょでした。あとは月刊美乳(ぱいぱい)の創刊を待つだけです。

月刊美乳(ぱいぱい)・・・創刊が待ち遠しくて、おれもビショビショッ。(笑)

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